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癒しの森事業の伴走型支援(長野県信濃町)

長野県信濃町

20160704

「癒し」をテーマにしたまちづくりの伴走型コンサルティング

長野県信濃町は、長野県の北端に位置し、妙高山(2,454m)、黒姫山(2,053m)、飯綱山(1,917m)、戸隠山(2,030m)、斑尾山(1,382m)の北信五岳に囲まれ、上信越国立公園の一環として風光明媚な高原地域です。

そうした自然を背景に、古くは大正時代からカナダ人宣教師の別荘地として野尻湖畔に国際村が開かれ、昭和40 年代からの黒姫高原のスキー場の開発、昭和46 年からの黒姫高原コスモス園の取り組み、平成3 年の黒姫童話館の建設など、ソフト、ハード両面からの整備が成され、平成初期には、140 万人を超える観光客の入り込みがありました。

しかし、スキー人口の減少、団体旅行の減少、各地での観光施設・温泉開発による競争の激化などにより、観光客数は、日帰り客数、宿泊客数ともに漸減傾向が続いていました。

そうした中、2001年から、住民有志により、地域の豊かな自然資源を、都市部の人々の癒しや健康づくりの場として使っていこうという新しい観光交流事業「癒しの森事業」が始まりました。具体的には、森林内をガイドする「森林メディカルトレーナー」の養成・認定、一定水準以上の癒しのプログラムを有する「癒しの森の宿」の認定、多種多様な癒し・健康づくりのプログラムの開発等が進められました。

さとゆめメンバー(中嶋、武井、嶋田)は、(会社設立以前の)2004年頃から、都市部の企業・団体をターゲットとしたマーケティング戦略の立案、癒しをテーマにした地域のブランディング、町と企業をつなぐ人材「癒しの森コンシェルジュ」の育成プログラムの構築、町民と企業の交流の場「癒しの森サロン」の企画立案など、癒しの森事業が発展するために必要となってくる様々なことを微力ながら側面的にサポートさせて頂いてきました。

なお、癒しの森事業は、住民や信濃町役場の方々の根気強い努力の結果、約30社の企業・団体と協定を締結し、社員やその家族の方々の福利厚生、健康づくり、社員研修、CSR等の場として、年間3000人泊以上滞在されるようになっています。また、近年では、国内からだけではなく、韓国や中国など海外からの視察も多く受け入れられています。

さて、さとゆめ設立後の2013年、2014年に支援させて頂いたのは、以下の3点です。


より癒し・健康づくり効果の高い観光プログラムの企画、試行

観光庁の「タビカレプロジェクト」(官民協働した魅力ある観光地の再建・強化事業)の全国78のモデル地域の一つに信濃町が選ばれことを受け、武井、嶋田がアドバイザーという形で事業の企画に関わりました。

具体的には、「信州しなの町癒しの森『美と健康体験』ツアー」と題し、薬草茶を提供する町内企業「黒姫和漢薬研究所」と提携したマイ薬草茶づくり、産業医との協働による「眠り」のプログラムなどを組みこんだ、より癒し・健康づくり効果の高い観光プログラムの企画し、企業の総務・人事担当者等をターゲットにしたモニターツアーを試行しました。

また、モニターツアーの報告、新たな観光プログラムの紹介等を、都市部の企業に対して行う場として開催された「エコメディカルヒーリングリゾート信濃町 企業・地域・自然の共創を考えるシンポジウム」に武井がパネラーとして登壇しました。また、シンポジウムのウェブサイトも当社デザイナー・長谷川が担当しました。

※参考:「エコメディカルヒーリングリゾート信濃町 企業・地域・自然の共創を考えるシンポジウム」の特設ページ



癒しの森のごはん(森の健康食)の開発

信濃町が農林水産大臣より「食のモデル地域構築計画」の認定を受けたことを受け(全国66地域)、武井、嶋田がアドバイザーという形で事業の企画に関わりました。

※参考:「食のモデル地域構築計画」の認定について(農林水産省プレスリリース)


具体的には、癒しの森事業を、食の面からも強化するための試みとして、で「癒しの森のごはん~森の健康食~」料理コンテストを開催し、信濃町らしい健康的な料理の発掘、普及を図りました。

コンテストに際し、町で採れる食材を使った信濃町らしいヘルシーで栄養満点な料理が町内の女性グループなどにより開発され「玄米のこうばしキッシュ」「とろーりほくほくきこりの宝箱」「やたらやったら!旨い豚丼」「おからのショコラ」の4品が受賞。

開発された4品は「癒しの森のごはん~森の健康食~」のブランド名で、町内の飲食店や宿泊施設で提供される予定になっています。なお、「癒しの森のごはん~森の健康食~」のロゴデザインやPRツール制作を、当社デザイナー・長谷川が担当しました。

※参考:「癒しの森のごはん~森の健康食~」料理コンテストの記事



癒しの森事業の本格的な参画

今まで癒しの森事業は、町が主導して進めてきましたが、より一層地域に貢献できる体制を構築するため、信濃町と協議の上、弊社は、信濃町森林療法研究会 〜ひとときの会〜 、一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団とともに、新たな推進組織「しなの町Woods-Life Community」を結成し、本格的に事業参画することとなりました。企業連携促進のための営業や研修等の受入業務は、しなの町Woods-Life Communityで行います。