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山梨県小菅村「地方創生総合プロデュース」

山梨県小菅村

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多摩川源流に位置する山梨県小菅村は、面積の95%が森林と豊かな自然に囲まれた人口約700人の小さな村です。人口が、ピーク時の約2200人から3分の1の約700人にまで減少するなど、深刻な過疎高齢化に直面しています。

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 さとゆめは、この小菅村で、2015年3月に開業した「道の駅こすげ」の総合プロデュースを手掛けたことをきっかけに、小菅村地方創生総合戦略・人口ビジョンの策定支援、道の駅や温泉施設等の運営会社の設立支援、山女魚のアンチョビなどの商品開発、村づくりイベント「ゾンビ村コスゲ」の企画・運営、村の情報発信サイト「こ、こすげぇー」の制作、関係人口を巻き込むためのポイントカードシステムの企画・設計など、持続可能な村づくりに向けたヒト・モノ・コト・バのトータルコーディネートを行ってきました。

 その結果、小菅村は、村民・村役場の努力や様々な社会の追い風とあいまって、2014年~2018年の5年間で観光客数が約8万人から約18万人へと約2.2倍に増加し山梨県内で最も大きい増加率となった他、22世帯75人の子育て世代が移住してきたことで村の小学校の児童数が23人から36人に増加、さらには新たなベンチャー企業が5社誕生するなど、地方創生の成功モデルとして全国から注目されるまでになっています。
 一方で、村内の既存の旅館・民宿が経営者の高齢化のため廃業が相次ぎ、宿泊キャパシティが不足していることが、観光収入の確保や観光の産業化のボトルネックになっていました。

多摩川源流、700人の村がひとつのホテルに
そこで、さとゆめは、小菅村役場、古民家再生のスペシャリストである株式会社NOTEとともに、新たな宿泊施設を設立するため新会社「株式会社EDGE」を2018年7月に設立。第1弾プロジェクトとして、「700人の村が一つのホテルに。」をコンセプトに、地域全体を一つの宿に見立てる分散型ホテル「NIPPONIA小菅 源流の村」を2019年8月17日にオープンしました。

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 「分散型ホテル」は、その名の通り、地域内にホテルの客室を分散させるホテルの形態です。兵庫県篠山市で国家戦略特区制度を適用し、2015年10月にオープンした「篠山城下町ホテルNIPPONIA」が全国の先駆けとなりました。その後、2018年6月に改正旅館業法が施工され、国家戦略特区でなくても地域に分散した施設をまとめて一つのホテルとして営業許可を得られることになったことから、「分散型ホテル」は地方創生の切り札として注目を集め、全国に広がりつつあります。

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 「NIPPONIA小菅 源流の村」を運営するスタッフは全員が村人であり、食材もほとんどが小菅村の農家が栽培したものを用います。またホテルの中だけでなく、スタッフとともに周辺の自然を散策し、自転車で村全体を巡り、村人と触れ合うことで、村全体を感じられる体験を提供します。このホテルに泊まって頂くことが、小菅村の歴史文化や暮らしを守ることにも繋がります。

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<伴走ポイント>
2014年度の「道の駅こすげ」の総合プロデュースをきっかけに、小菅村との伴走が始まり、それ以来、村の地方創生事業全体の戦略策定、戦略の実現サポートを行ってきました(下図参照)。2018年5月には、村100%出資の株式会社源と共同出資の形で古民家ホテル運営会社・株式会社EDGEを設立。村との伴走は新しいステージに入っています。

<年度別実施内容>
○2014年度
・「道の駅こすげ」総合プロデュース 2015年3月開業

○2015年度
・「小菅村地方創生総合戦略」策定支援 2016年3月策定

○2016年度
・流域DMO「株式会社源」設立支援 2017年3月設立
・情報発信サイト「こ、こすげぇー」制作支援 2017年3月ローンチ

○2016年度~ 2017年度
・「こすげ村人ポイントカード」システム開発支援 2018年5月 運用開始

○2017年度~ 2018年度
・小菅村古民家再生基本構想策定支援 2018年7月 株式会社EDGE設立
                  2019年8月 NIPPONIA 小菅 源流の村開業

○2016年度~ 2019年度
・「小菅村オープンビレッジ」開催支援

○2020年1月
・NTT東日本他との実証実験開始