何をやるかより、何かやってる。
自分が、地域づくりで、一番こだわっていることです。
何か一つの施策を打つだけで、村が活性化する、観光客が増える、人口減少が止まるなんてことはありません。それより、考え得る限りのありとあらゆる手を打ち続けることのほうが大切です。
役場も民間企業も住民も、みんなで日々試行錯誤、チャレンジを積み重ね、それをプレスリリースやSNSなどで四方八方に発信する。すると、「あの村のニュースを、最近よく目にするな」「あの町は最近気になるなぁ、今度の週末に行ってみよう」「あの市なら新しいチャレンジができそうなので、あそこで起業しよう」と、常に「何かやってる」地域に、人も、お金も、企業も、チャンスも集まってきます。
これは地域だけでなく、会社も同じだと考えています。
2024年、さとゆめは、常に「何かやってる」状態を維持できたと思います。1年間で、27本のプレスリリースを発信し、154本の「お知らせ」(WEB新着情報)を更新しました。新しいレストラン&サウナを開業した他、数えきれないほどの数のイベントやツアーも開催しました。
その結果、素晴らしい人材との出会いに恵まれ、今後の成長に向けた素晴らしい体制を構築できました。7月には、2回目の資金調達ラウンドも無事終えることができました。5月に開業した沿線まるごとホテルは、NHKスペシャルで特集され、Forbesのアワードも頂くことができました。また、日々沢山の自治体、企業から新しい協業のご提案を頂き、新たなビジネスが沢山生まれつつあります。
さとゆめは、地方創生業界で、一番多くのニュースを生み出している、一番多くメディアに取り上げられている会社のひとつだと自負していますし、忙しい中で、創意工夫と想いに溢れた仕事を成し遂げ、発信し続けてくれている社員を心から誇りに思います。
2025年も、この「何かやってる」を加速していきたいと思います。というより、間違いなく、2025年は、2024年以上に、明るいニュースを発信できると確信しています。2025年春に三つのホテルの開業準備が進んでいる他、人材サービスや不動産系事業など新しいビジネスモデルの開発にも着手しています。独自のファンドの組成など、新しい資金調達の枠組みも近くお披露目できることでしょう。
地域の課題は挙げるとキリがなく、モヤモヤすることばかりですが、モヤモヤしたままでは何も解決しません。モヤモヤには求心力は生まれず、人もお金もビジネスチャンスも集まってきません。モヤモヤをワクワクに変えたときに、そこに全ての求心力が生まれるのです。
こんなワクワクするようなチャレンジをご一緒させて頂いている、地域の皆様、自治体の皆様、ビジネスパートナーの皆様には感謝しかございません。ご期待に応えられるように、役員・社員一同、日々の業務・事業に向き合ってまいります。
新年明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
2025年1月 元旦
株式会社さとゆめ
代表取締役CEO 嶋田俊平