椎葉村(宮崎県)では、高千穂郷・椎葉山地域の「世界農業遺産」認定の重要な要素となった焼畑を将来に渡って継承していくために、平成28年度から「椎葉焼畑研究会」を開催しています。
平成28年度は研究会を4回開催し、焼畑の歴史や意義・特徴等を分かりやすく解説する普及啓発書「椎葉の焼畑」を作成しました。
今年度は、3回の研究会を開催し、焼畑の各作業の具体的な方法や焼畑の作物の活用方法等に関して情報収集・体系化し、今後新たに焼畑に取り組む方が、現場で使える「手順書」を作成する予定です。
今年度第1回の研究会では、宮崎大学農学部の伊藤哲教授をお招きして、焼畑での作物栽培後の森づくり、特に、広葉樹の森づくりの考え方や具体的な方法に関してご講演頂き、それを踏まえて、参加者の皆様での意見交換を行います。
焼畑に関心をお持ちの村民の皆さまや、焼畑にご協力いただける村内外の皆さまのご参加お待ちしております。
※株式会社さとゆめは、椎葉村からの委託を受け、「椎葉焼畑研究会」の運営、普及啓発冊子や手順書の作成を担当しています。
開催概要
日時:9月20日(水)14:00~16:00(受付開始 13:30)
会場:椎葉村開発センター(宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良1761番地1)
内容:
・報告 今年度の研究会の運営方針、手順書に関する情報収集状況
・講話 「広葉樹の森づくりの考え方と方法」 宮崎大学農学部 教授 伊藤哲 氏
・意見交換 椎葉の焼畑の森づくり等に関する意見交換
お問合せ・申込み:
椎葉村農林振興課 農業振興グループ 椎葉智成
TEL: 0982-67-3206 FAX: 0982-67-2825
E-mail: shiiba-tomonari@vill.shiiba.miyazaki.jp
「椎葉焼畑研究会」とは
焼畑の歴史、作業・手順の定型化、栽培する農産物、植栽する樹種、森づくり、生物多様性調査の手法などについて、リサーチチームを結成し、調査を行うとともに、専門家の助言を得ながら、焼畑の普及啓発のための冊子や手順書の作成を行っています。
主催: 椎葉村 共催: 焼畑蕎麦苦楽部 事務局: ㈱さとゆめ