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第1回椎葉焼畑研究会の開催

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宮崎県椎葉村は、平成27年12月に、椎葉村を含む「高千穂郷・椎葉山地域」の伝統的な山間地農林業と伝統文化が「山間地農林業複合システム」として、国連食糧農業機関(FAO)により「世界農業遺産」(GIHAS)の認定されたことを受けて、山間地農林業複合システムの重要な要素である「焼畑」の継承・発展に取組んでいます。

この度、株式会社さとゆめは、椎葉村から、焼畑の歴史考証、作業手順の定型化、生物多様性評価等の調査を行う「椎葉焼畑研究会」の運営と、椎葉村の焼畑の継承者や支援者を増やすための普及啓発冊子の作成を受託しました。

そして、7月4日に、第1回椎葉焼畑研究会を、椎葉村尾向集落の民宿焼畑にて、椎葉村民・周辺自治体関係者等約45名の参加により、盛況のうちに開催しました。

研究会では、事務局から研究会の目的や活動計画の説明を行った後、静岡大学学術院農学領域教授の稲垣栄洋氏が、「茶草場農法と生物多様性、在来作物について」と題して、世界農業遺産に認定された地域資源や産業の価値を住民自身が理解・発信することの重要性等を講演されました。講演の後は、生物多様性を如何に商品の付加価値にしていくのか、どのように住民の意識を醸成していくのか等について、活発な議論がなされました。

8月上旬には、いよいよ今年度の火入れが行われる予定です。弊社スタッフも現場に立ち会い、取材・撮影等を行います。次回の研究会は9月に開催する予定です。詳細が決まり次第、改めてご案内致します。

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