“憩うまち”をコンセプトとした保養地形成事業
長野県小海町は、八ヶ岳連峰の裾野に広がる水と緑に恵まれた町です。同町は官民が一体となった協議会を組織し、地方創生の根幹となる事業検討を進めてきた結果、ヨーロッパの自然保養地を見本に、「憩い」をコンセプトとした「憩うまちこうみ構想」に基づくまちづくりをスタートさせました。
現在、「憩うまちこうみ~ Re・Design Therapy ~」とした企業への滞在プログラムを整備して企業との連携を加速させており、小海町との連携企業は事業開始より6年間で20社を越えています。
滞在プログラムは「リラックス・瞑想・コミュニケーション・デトックス」を軸として、企業社員の心身の健康増進を応援するとともに、企業内のチームビルディングを高める体験メニューを用意しているほか、松原湖の湖畔に立つワークスペースを利用したテレワーク/ワーケーション環境も整備しています。
さとゆめは、協議会運営のサポートから伴走をはじめ、2018年からは地域おこし企業人制度による社員派遣を通じて、都市部企業への営業活動や人材育成、ワークスペース施設の活用方針/デザイン策定等を継続して支援しています。さらに、今後は町内の遊休施設を活用した宿泊事業の展開についても、民間資金の獲得、営業・運営企画の策定、および事業立ち上げなどの支援を実施していきます。